aisa / まちからの実績とソーシャルインパクト

aisa / まちからが今までどんな実績を積んできたのか、社会的にどんなソーシャルインパクトを提供できたのか2015~2022年度までの記録をインフォグラフィックスとしてまとめました。まちからの利用者数など基礎的データから相談件数、各事業実績などをできるだけ直感的に読めるよう作成しています。

オススメデータはまちからの事業である「よるラボ」の参加者数とタイトルの変遷です。私たちのイベントタイトルって長すぎない!?と最初に思いました。タイトルと参加者数の相関関係を考えるのもおもしろいですね。

市民活動やまちづくりに関する事業はもとより、aisaとしてはコミュニケーションや対話など、物質的な価値ではない領域の事業も多いのですが、それでも具体的な数字やインパクトを提供し、より良いまちづくりに貢献していきます。

ぜひご覧ください!

まちからの来館者数

2015年に柏崎市の市民活動とまちづくり拠点、中越沖地震メモリアルをコンセプトに喬柏園(旧柏崎公会堂)をリノベーションしてリニューアルオープン。下記のグラフにも書かれていますが、2022年1月末で総来館者数は15万人を超えました。

来館者数は感染症渦に入って落ちましたが、また少しずつご利用いただく方が増えています。
2018年度の34,401人という数値急増はイベントを爆発的に行った年でした。スタッフ曰く、同じことはできないと思うくらいげっそりしたとのことです。その甲斐もあり「まちから」を知ってもらう機会を多く作れたのではないかと思います。

今後とも、まちからをどうぞよろしくお願いいたします!

相談件数と人数の変遷

まちで何かを始めたい!事業を起こしたい!防災について学校で授業したい!若者のコミュニティを紹介して!など、aisa / まちからではまちづくりに関する様々な相談をお受けしています。以下の数字は、そのような相談件数と相談に来られた方の人数です。

2022年度は1月までに1,025件の相談件数、1,411人の方が相談に来られました。2015年度から平均すると、年間700件以上のご相談を頂いてます。

近年は市民活動に関する相談に加えて、起業相談や事業化、町内会や地縁関連のコミュニティ運営やファシリテーション依頼、移住定住相談、イベントなどの企画や事務局運営、デザインや地域商品づくりの相談なども増えてきています。
何かしたいと思ったら気軽にご相談ください。伴走支援やまちづくりに関する課題解決は得意技です!

■補助金・まちづくりファンド「そーぐぅー」

「始めたいことや挑戦したいことがある、だけどお金が足りない」という市民活動や任意団体などのまちづくり活動に対して柏崎市から2010年度から2021年度まで「元気なまちづくり事業補助金」という補助事業が行われてきました。私たちとしては申請方法から事業内容のブラッシュアップ、プレゼンテーションや取得後の伴走支援などサポートさせていただきました。実績としては、109団体27,717,000円の資金調達の支援をさせていただいています。

2021年度に補助金事業は終了しましたが、かねてよりaisa内でなにか挑戦するときに少額でも原資となるような資金的補助機能は必要だと考えており、2022年度からaisa独自で基金的な仕組みを実装しました。この仕組みのプラットフォームを“まちづくりファンド「そーぐぅー」”と言います。

「そーぐぅー」はクラウドファンディングの形になっていて、運用初年度である2022年度は柏崎市内の5団体に向けて9,422,000円のご支援をいただき、資金仲介をさせていただきました。(2023年3月末現在はサイトリニューアルのため閉じています。再開の時は改めてブログ等でご報告いたします)

何かに挑戦しようとする時に必ずぶつかるお金の壁。aisa / まちからではチャレンジすることへ様々な支援を行っていきます!

■よるラボ

よるラボは「平日の夜にまちのGOODに触れる学びの場」というテーマで定期開催している講演系のイベント事業です。2019年度から2022年1月までに32回開催し、毎回ゲストをお呼びして様々なお話を伺ってきました。
下のグラフは各年の参加者数と各回のタイトルです。全ての回を平均すると、毎回25名前後の方々からご参加いただいてます。

よるラボの特徴として「対話の時間」があります。参加者がグループを組んで、アイスブレイクを行ったり、感想や意見を話し合う時間を設け、その場でアウトプットしていただいています。
それをきっかけに「学びが深まった」や「参加者とのつながりができた」、「仲間ができた」という感想やご意見を沢山いただいてます。大変うれしいですね!

ブログ冒頭でも触れた、各回のタイトルが長すぎるかも(笑)という課題は今後どうなるでしょう。是非今後のイベントタイトルにも注目して頂ければと思います。

■Like Work School

Like Work Schoolは「自分の好きなこと」と「地域貢献」を掛け合わせた自分らしい生き方や、やりたいことへの一歩を踏み出すためのスクール事業です。

やりたいことはあるけど何から始めれば良いかわからないという方に向けて、6回のスクールの中で原体験の掘り起こしややりたいことの言語化、マーケティングの基礎、アクションするためのプランニングシート作成を行います。

毎回小人数制をとっており、下記の表ですと参加者数は年々減りましたが、スクール受講後にやりたいことを具体的にアクションしてくれる方の率は高く、過去の受講生のみなさんはプレイヤーとして柏崎市内外で活躍の幅を広げられています。

受講生同士のつながりも強く、お互いの活動を協働したり、励まし合うコミュニティにもなってきています。

■チャレンジデー

チャレンジデーは新しい事業にチャレンジする人や新規団体、既にプレイヤーとして活動している方々がまちからを舞台にして、チャレンジショップやワークショップなどを実際に開いてみるイベント事業となっています。また、お客さんとして来ていただいた方にはプレイヤーやまちからのことを知ってもらうお祭りのような機会として企画をしています。

感染症禍の影響もあり3年間お休みしていたチャレンジデーですが2022年度は2回開催でき、1,787人の方からお越しいただきました。また2015年度から数えると、18回開催して延べ206団体の方々から出店者としてチャレンジいただいています。

■防災講座

まちからは中越沖地震のメモリアル施設でもあります。aisa自身も中越沖地震復興のためのボランティア団体からスタートした組織です。

まちからの一つの事業である防災講座は柏崎市内の学校で提供させていただいており、2015年度から2021年度の間で延べ13,600人の学生から防災に関する講座や講話を受けていただいています。(2022年度はデータ取得時に事業が終了していないため未表記となっています)

柏崎の共通言語である中越沖地震。
歴史を伝えたり防災に関する知識を学ぶのはもちろんのこと、簡単に作れる防災パッククッキングや新聞紙で作る防災グッズづくりなど、防災をテーマにさまざまな講座やワークショップを開催させていただいてます。
まずは触れてみるということも大切なことです。学校だけでなく、町内会や各コミュニティなどでも開催できますので、ぜひお声がけください!

■チェンジメーカー

チェンジメーカーは2018年度から始まった、柏崎市内の中学校と高校の総合授業で展開させていただいている起業学習のプログラムです。副題にSocial Entrepreneurship Programと付いていて、社会的起業家精神を育む場を提供させていただいてます。

プログラムでは理想の会社を作ることを目的に、原体験の深掘りからチームビルディング、ビジョンやミッションの策定、事業計画、初歩的なマーケティング、簡易的な収支計算、プレゼンテーション作成を数回に分けて行います。

特徴としては私たちだけでなく、地域のプレイヤーや企業の代表の方々からもメンターとしてご参加いただいていることです。実際に現場を知る方々の知見とソーシャルな視点を掛け合わせ、わいわい楽しみながら会社を作っていきます。2022年度は中学校と高校合わせて7校からご参加いただき、理想の会社として84社が誕生しました。

第一期の学生が大学生として再び私たちのところにやってきて今後を考えたり、学生ながら実際にプロジェクトを立ち上げてアクションしたりと、実際に社会へインパクトを与えられる主体性を育む機会となってきています。

■アイデア交換会

アイデア交換会は、既に地域活動や仕事、事業を行なっているアイデア発表者と柏崎市民や特別なメンターが一緒のテーブルについて意見交換や壁打ちを行う機会を作る事業です。

3つの事業名で分かれており、1つ目の「柏崎妄想荘」はYouTubeを使って、発表団体の話や提案を視聴者に向けて生配信をしました。参加者は不特定多数となり、一番気軽に参加できるアイデア交換の場となっています。

2つ目の「スクランブルエッグ」はアイデア発表団体と一般応募でお越しいただいた柏崎市民の方々が同じテーブルにつき、意見を交わす場です。副題に「人とアイデアをかきまぜる」とあるように、様々な視点から意見をもらって、アイデア発表者の意見のブラッシュアップを行いました。

3つ目の「ボイルドエッグ」は、アイデア発表者と柏崎市内だけでなく、新潟県域や全国から発表者のテーマに沿った起業家やパイオニア、実際に活動している方々をお呼びして、発表者のプレゼンテーションと壁打ちを行う、文字通りハードボイルドな場づくりとなっています。現実の厳しさや経済性、継続性なども求められつつ、日本でもトップを走るような方々と意見を交わしながら計画のブラッシュアップが行える貴重な機会となっています。ちなみに副題は「事業やまちへのアイデアを、湧かして茹でて、カラを割る1日」です。企画運営する側も震えていました。

終わりに

これらの事業以外にも、まちづくりに関する様々な取り組みを行なっているaisa /まちからです。
面白そうだな、なにかできないかな、関わってみたいなと思っていただけたら、ぜひお声がけください。柏崎市西本町にある、まちから建物内での窓口相談でも、ホームページからのお問い合わせでも、どちらからでも対応可能です。

↓aisa / まちからのホームページ↓

http://npo-aisa.com/

いろんな得意技を持つスタッフ一同がお待ちしております。

2023年3月26日 20:34

カテゴリー / あいさ

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投稿者 / nakajima