中学生が職場体験に来てくれました♪

こんにちは。
7月17日から19日の3日間、柏崎第二中学校の生徒さんがまちからへ職場体験にきてくれました!
最終日には柏崎小学校4年生への防災学習に参加してもらい、報告レポートを書きました!ぜひ読んでみてください。


今日は市役所の方と一緒に、柏崎小学校4年生65名に防災学習をさせていただきました。 まず、市役所の方から、国、県、市がおこなっているハード対策と、市がおこなっているソフト対策について説明していただきました。
ハード対策とは、災害を防ぐためにダムや堤防を造ることです。
しかし、ハード対策だけでは、限界があります。ダムや堤防を作ったとしても想定以上の災害が起これば、水が溢れて決壊してしまうこともあります。
そのため、避難訓練や防災学習をおこなうことやハザードマップをつくることなど、ハード対策だけでなく、ソフト対策もとても重要だとおっしゃっていました。
また、危ない場所を知ることや、危ない時を知ることの大切さや、危ない時は安全な場所へすぐ逃げることの説明をおこない、自然は災害を起こしてしまうけれど、私たちの生活には必ず必要な大切なものだということも児童のみなさんに知ってもらいました。

後半はまちからから、「災害が起こった時にどんな行動をするか」簡単なゲームをして考えてもらいました。児童のみなさんにこんな問題を出してみました。

Q.地震が起きました。あなたはお菓子とジュースをもって避難所である柏崎小学校へ避難しました。しかし、避難所には小さい子どもがたくさんいて、食べ物や飲み物を持っている人がいません。あなたはお菓子やジュースを食べますか?

この問題に対して児童のみなさんから意見を出してもらいました。
「自分のおなかがすくからお菓子を食べる」「せっかく自分で持ってきたんだから食べる」「小さい子どもはまだ成長するからお菓子を小さい子にあげる」などたくさんの意見が出ました。
この問題には正解はありません。どの意見も間違いではありません。
お菓子を食べると他の人の目が気になるけど、食べないとおなかがすいてイライラするなど、どちらも利点があり、欠点があります。自分の意見が正しいとか、誰かの意見が間違っているとかでなく、防災を他人事ではなく、自分事として考え、お互いの意見を尊重する大切さを伝えさせてもらいました。
災害時にどのように行動をしたらいいのか。今まで学校で学んできたことを生かして、しっかり考えてもらえたと思います。

今回の防災学習を通じて、日頃から災害や防災について考えることで、災害が発生した時に自分のため、そして相手のために行動していけるようになると思いました。
私は、自分だけお菓子を食べるなんてありえないと思っていました。
しかし、食べないことにも欠点はあって、その状況ごとに考えて行動しなければいけないと考えさせられました。また、避難訓練やハザードマップなどを自分が活用していくことが必要だと感じました。
災害はいつ起こるか分からないという意識をもって、自分から防災のためにできることに取り組んでいきたいです。


3日間とても一生懸命、職場体験をしてくれました。
今の中学生はすごい!とても良い子!自分、中学生のときなにしてたん!って恥ずかしくなりましたw

彼女から「この仕事の難しいところはどこですか?」と聞かれました。
少しカッコつけて「正解がないところかな。」と答えました(笑)
まちからの仕事は、まちづくりも防災も計算問題のように正解はありません。
ある人にとって正しいことや嬉しいことも、他の人にとっては、全くそうではなかったり。
自分の答えが必ずしも他の人にとっての「正解」ではないです。
その人のいる環境や価値観、思いなどで答えは無限にあると思っています。
そこがおもしろくも難しいところかなと(笑)

彼女のレポートを見て、
「どちらも利点があり、欠点がある。どの意見も正解で、間違いはない。」
と書いてありました。ここに気づいてくれただけでとても嬉しかったです。

まちからの職場体験は、
いかに濃厚な3日間を過ごしてもらえるか考えています。
ファイリングとかホチキス止めとか書類整理のようなことはお願いしません。
(もしかしたらそっちの方が楽かもしれないけど…w)
少しでも彼女の記憶に残る学びある職場体験になってくれたら嬉しいです。


2019年7月22日 16:39

カテゴリー / まちから

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投稿者 / masuda